就職活動と転職活動では、若干、流れが異なりますが、面接の流れは下記のような流れが一般的です。
また、集団面接なのか個別面接なのか、一次面接なのか役員面接なのかで質問内容も若干変わってきます。
- 受付で面接に来たことを伝える
ご自分の氏名を名乗ることと、対応される方の部署とお名前をお忘れなく。 - 呼ばれたら入室
部屋の扉をノックし、「失礼します」と声を出し入室します。開けてから一礼し、閉じて、座席と思われるところの近くまで行き、再度一礼します。ここで、「おかけ下さい」と声をかけられると思いますので、席に腰を下ろします。★要注意★
転職活動では、事前に部屋に通され、後から面接者が入室するケースがほとんどです。その場合の座る位置ですが、応接室に通してくれた方に従って座るのがよいでしょう。だいたいが下座(扉に近いほうの座席)に誘導されると思います。座席に座り、面接者が入室してきたら、起立して「よろしくお願いいたします。」と一言ご挨拶をします。その後、「おかけ下さい」と声をかけられると思いますので、席に腰を下ろします。 - 自己紹介
面接者の方から、「では、簡単に自己紹介をお願いします。」といわれます。学生の就職活動では、自分の出身校や大学時代にどんな活動をしていたか、どんな性格かなどを紹介します。転職活動では、前職でどのような仕事をしてきたのか、どういう経緯で、今回転職活動をしようと思ったのかということを簡単に紹介します。
いずれにしても、あくまで手短な紹介にします。時間にして1分~2分程度にします。 - 志望動機の質問への回答
面接者から、この会社を志望した動機を尋ねられます。学生の就職活動の場合は、自分の大学での勉強や課外活動、性格、興味をもったことと照らしあわせて回答します。転職活動の場合は、前職での経験ややりたいことなどと照らし合わせて、「こうやりたい!」という前向きな思いをこめて回答します。 - 面接官からの様々な質問への回答
このあたりから、あなたへの詳細な質問に入っていきます。家族や幼少時代の話やたとえ話などを振られてあなたの性格や個性を測られることもありますし、あなたの経験や能力から詳細に、業務内容についての質問が投げかけられることもあります。 - あなたからの質問
最後に「あなたから何か質問はないか?」という時間がいただけます。できれば、面接官から質問をされた際に、関連した話題であれば、逆に質問をしていればよいのですが、聞き忘れた点については、ここで明らかにしておきましょう。★要注意★
ただ、注意したいのが、いきなり「私の給料はいくらになりますか?」という聞き方をしてしまうこと。給与に関する質問は就職活動でも転職活動でも、大事な質問になりますが、聞き方の雰囲気作りを間違えると大変マイナスな印象をもたれてしまいます。たとえば、業務内容についての話題が全く無かったのに、いきなり給与の話になったり、とかです。給与は、あなたの能力や可能性に対してお支払いされるものですから、まずは、あなたのことを知ってもらうということと業務内容をあなたも理解するということに集中し、具体的給与については、就職活動であれば一次面接程度では避けておいたほうがいいと思います。転職活動では、「給与や勤務体系はどのようになっていますか?」というような形で、給与だけではなく、その他の待遇とあわせての質問にしたほうが角がたたないでしょう。 - 退室
面接官から、「今日の面接はここまでです。ありがとうございました。」といわれます。起立して、「ありがとうございました」と一礼し扉のほうまでいき、「失礼します」と言い扉を開けて退室します。扉は静かに閉めるようにしましょう。★要注意★
次回の選考過程についての話を聞くのを忘れずに。お電話があるのか、メールでご連絡があるのか。
★要注意★
転職活動では、面接担当者がエレベーターや受付まで誘導してくださるときがあります。そのときは、お別れするところまで、オフィスについての感想や天気の話題など当たり障りの無い話題で話をしましょう。黙っていてもよいですが、できれば、当たり障りの無い会話をしたほうがよいです。また、たいていの場合が、エレベーターまでの案内となりますので、扉が閉じるまで一礼をしておいたほうがいいでしょう。やり方としては、エレベーターの中で「ありがとうございました。」と一礼しつつ、エレベーターの「閉」ボタンを押す。そのまま、一礼したままで扉が閉じるのを待つ、です。(混んでいる場合は、簡単にお礼をいうだけで大丈夫です。) - ビルから出ても要注意
ビルから出ても、付近には、その会社の方や人事担当者の同僚などもいる可能性があります。大きな声で「面接余裕だった!」だとか携帯でしゃべったり、タバコをふかして態度悪く歩いたりするようなことは控えましょう。