「この職種に求められる能力はどんなものだと思いますか?」
この質問では、あなたの企業研究と職種理解度、さらに、あなた自身の自己分析の整合性が試されます。かなり難易度の高い質問だと言えます。しっかりと企業研究と職種の研究をしておくとともに、あなたの自己分析との矛盾が無いように説明をしましょう。ただ、自己分析で「弱い部分」「今出来ない部分」があったとしても、「これから出来るようになりたい!」という熱意を伝えることが重要です。
回答の流れとポイントは下記のとおりです。
- あなたが職種に求められると考える能力の発表
あなたがその職種を遂行するのに必要だと考える能力を発表します。ただの羅列になってしまわないように、ポイントを絞って話を進めるようにしましょう。 - あなた自身のアピール
求められる能力に対して、あなたの資質や能力がどれだけ合致しているのかをアピールします。もし、現時点ではできない、ということであったら、「今後、そうなれるように努力したい。」というアピールをすることが大事です。★注意点★
学生の就職活動の場合、即戦力に近い資質が求められる外資系の証券会社やコンサルティングファームなど以外は、それほど突っ込んだあなたの資質の質問とはならないようです。ただ、それでもその“理想のあなた”に近くなるよう、どれだけあなたが努力しようとしているのか、これまで努力してきたのかということを証明する必要があります。決して夢物語を語らないようにしましょう。
回答例①
[あなたの考え]私は、マーケティングという職種には、様々な市場データを様々な角度から分析する力と提案する力が必要だと考えています。[あなたのアピール]私は、これまでマーケティングという仕事は、当たり前のことながら、携わったことは一度もないのですが、常日頃の考えかたとして、何かについて調べるときには1つの情報だけではなく、書籍やインターネットの情報だけではなく、実際にそれに関係している人の話も伺って、色々な角度から情報を整理した上で結論や意見を決めるようにしてきました。最近では、大学のゼミの課題として、「福祉行政」についてのレポートがあったのですが、書籍を何冊か参照して使えるデータや記事は集めることができたのですが、書籍情報を読むだけではどうしても足りない部分が多いように感じましたので、現場の一員として働いている方をなんとかツテをたどって見つけまして、インタビューすることが出来ました。その方へのインタビューを通して、書籍に書いてあるような情報の真相といいますか、別の視点をいただくことができ、大学の教授からも非常に高い評価をいただけるレポートを書き上げることが出来ました。実際の製品開発やマーケティングの場合は、もっと大変で高度な分析と、更にそれを提案に纏め上げる力が必要なのだと思いますが、これからより精進いたしまして、御社の発展にお役に立てるマーケティングプランを立案できるような人材に早くなりたいと思っています。
証券会社に採用されるには、具体的にどのような資格が必要で、どのような能力やスキル、人間性などが必要となるのでしょうか?
面接や採用試験などでなにか対策や好印象を与えるにはどのようにしたらいいのか?などを教えてください。