「あなたは当社に向いていないようですね」
「あなたの性格は当社に向かないのではないですか」
一種の圧迫面接での手法の一つともいえる質問です。この質問のポイントは、面接官は本当にあなたがそうだと思っていっているのではないということ、つまり、あなたの「切り返し」に注目しているのです。面接官の質問に対して、冷静に対応することが必要です。また、逆に、いかにあなたがその企業に向いているのかということをアピールするチャンスです。 回答の流れとポイントは下記のとおりです。
- (もし、具体的な理由を添えず、あなたが向いていない~と言った場合)
あなたが向いていないと評価する理由についてを確認するフリをします
あなたが向いていないと評価されるポイントについて、その面接官に確認します。ただ、詰問調にならないよう、丁寧に質問をしましょう。グサリとする質問が浴びせられたら、まずは、大きく深呼吸です。ただ、面接官からは具体的な対応は期待できないと思います。いちおう、「何故そう評価されるのか自分とは疑問」だという立場を示します。 - あなたの反論&あなたのアピールを展開
面接官が具体的なあなたの欠点を指摘した場合は、それは認め、それをどう補えるのか、また、どのようなあなたのアピールポイントがあるのかを解説します。面接官が具体的ナあなたの欠点を指摘しない場合は、あなたの短所を自分から告げた上で、「そういう面は短所かもしれませんが」と前置きをおいて、あなたの長所が、いかにその企業で生かせるのかを熱意を持って主張します。★注意点★
面接者から、あなたの欠点についての回答が返ってくることはないと思ってください。あなたの反応が見たいだけなのです。ですので、ここは、あなたの切り返しの上手さをアピールするように注意しましょう。決して、面接者の回答を強く求めることはしてはなりません。
回答例(1)
[あなたの評価が悪いことへの疑問の表明]私のどのような点が、至りませんでしょうか?ぜひ、お聞かせいただければ今後の参考にぜひさせていただきたいと思っております、ぜひ、参お聞かせいただけませんか?[あなたの反論とアピール]また、まだご意見を伺う前ではございますが、私が御社にお伝えさせていただきたかった事を述べさせていただきますと、私の長所として、挑戦心が非常にあり、少々のことではへこたれない粘り強さは、今後の御社が行おうとされている新しい分野の事業展開を進めていく上では、必ずお役に立つ素養ではないかと思います。今、逆に質問をさせていただいているようなところは、はねっかえりのようで面倒くさいと思われるかもしれませんが、探究心と挑戦心の表れとして、ぜひ、ご評価いただけないかと思っています。